2025Volun-tainment楽しみの追求が社会貢献になる
環境汚染、食糧不足、エネルギーの枯渇などの社会課題は皆が認識しているものの、社会課題の解決に自ら貢献するボランティアは、ボランティアという思想や行動そのものが好きな人に参加者が限定されてしまうため、社会貢献の役に立つ人材は圧倒的少数なのが現状である。
未来では、自分は思想などなく行動などしなくても、自分が楽しいと感じる行動をする(ロボットやドローンをゲーム感覚で操作する等)だけで、自分が知らないうちに社会貢献につながる行動をしてくれるようになる。このようなボランティア行動とエンターテイメントの融合は広く社会に浸透し、人は社会貢献を追求するのではなく、エンターテイメントを追求する(結果として社会貢献になる)ようになるだろう。
この未来につながる「兆し」
ゲーム感覚で遠隔制御されたロボが川を美化する
シカゴのNPOがゲーム感覚で遠隔制御できる川のゴミ収集ロボットを開発。ユーザー登録するだけで世界中どこからでもカメラ映像を見ながらオンライン操作できる。「必要だが敬遠されがちな仕事をロボやウェブを活用して世界から・個人単位で楽しみながら分業する」という概念は、今後他の分野にも適用されていくのかもしれない。
- 参考
- IDEAS FOR GOOD
運転しながら運動する未来
オランダで、ドライバーが運転中に運動でカロリー消費できる世界初の自動車が発表された。欧州での公道走行に向けて、オランダ当局の認可を待っている。運転席の足元には、アクセルとブレーキの代わりに、自転車のペダルが装備されているという。自動運転でのんびり過ごす車内空間がくるかと想像していたが、未来の車内は割とアクティブなのかも。
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- レスポンス
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