2025Share Happiness!愛に境界がなくなる
寄付やボランティアは、善意からの行動を超えて、自身のアイデンティティの証明や信用獲得、お金の使い道の1つとして、より一般に広がる。寄付の対象もより身近で個別なものになり多様化するため、ちょっとしたあいさつのような存在となる。気軽にリツイートするように、寄付やボランティア行動で自身のスタンスを表明し、共感を得るようになるだろう。
このような幸せを分け隔てなく気軽にシェアするような動きの裏側では、いつまでも他人の気持ちが分からない、他人の気持ちなどに興味もない、という人々が増加する可能性もある。そこでは、他人の思いや状況をリアルに体験させ、多様性を許容することを理解してもらうような教育が現れる。
この未来につながる「兆し」
寄付ができるホテル
ホテル内の飲食やイベントで支払った料金の一部がアフリカに届く仕組みを備えたホテルが東神田にオープン。ホテルを選ぶ基準に「寄付」が根付くかもしれない。
- 参考
- CNET
水不足の解消のために観光客出禁
インド北部の村で、深刻な水不足が発生。周辺観光地の地元住民が、水の消費量を減らすため、観光客に同地を訪れないよう求める事態になっているという。一方的な措置のように思えるが、好き好んで地元の人たちを困らせにいくような人はいないはず。このような主体的なアクションが、例えば支援というリアクションを生むようになるかもしれない。
- 参考
- NNA
認知症の患者心をケアするVR
英国のスタートアップVirtueが提供する「LookBack VR」は、認知症患者が過去の思い出を回想するためのアプリ。付添人はその世界を共有しながらケアをすることができる。テクノロジーが、患者と家族の両者をつなぎ、支援するサービスを次々と生み出している。
- 参考
- WIRED
ブラック企業をリアル体験するイベント
ブラック企業の被害をリアルに体感できるイベントが開催される。パワハラや働き方改革の本質が理解できない経営者にこそ招待状を送ってあげたい。経営者研修にもゲーミフィケーションが必要だ。
- 参考
- ねとらぼ
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