2025Skip & Warp人生の筋道を自由に組み替えられる社会
XR技術の発展により、物理的に距離が離れていても実際に会うのと同じような感覚や体験ができるようになると、ステップや手続きを踏んで世界、あるいは頂点を目指すという学習やキャリア形成をしなくなる。たとえば、小学生でもさまざまな国や地域・専門領域から授業・先生を選択できたり、新入社員が取締役会へ参加できたりするようになる。
当然ながら意志のない者は大勢に身をゆだねるままだが、意志のある者はさまざまなチャレンジが可能になるため、教える人と学ぶ人、雇う人と雇われる人、双方の意志が高速流通するようになる。
結果として、情報の受け手と出し手、学習と労働の境目などもあいまいになる。また、スキップやワープした先にある体験を、お試し的に提供するサービスも生まれてくる。
この未来につながる「兆し」
甲子園よりもMLB!
高校で甲子園を目指すことなく、中学卒業後に渡米してMLBを目指す少年が出てきた。甲子園といえば、野球小僧にとっての夢舞台。。。だったはずが、世界が身近になったことで、そのスケールが小さくなっているのかもしれない。野球人にとっての甲子園の意味合いが薄まっていきそうだ。
- 参考
- スポーツ報知
生徒主体で設計する教育が日本に上陸?
生徒主体でプログラムを設計していく「Alt School」が2019年は海外展開に注力していくとのこと。日本の画一的な学びのスタイルが壊されていくかもしれない。
これに伴い、学びの自由度が上がり、複線型キャリアの形成促進につながりそうだ。
- 参考
- Forbes JAPAN
仁和寺に100万円で泊まる価値
世界遺産の仁和寺京都市が「1泊100万円」の高級宿坊を開設した。皇族や公家が住職を務めた門跡寺院は格式が高い反面、財政の柱になる檀家がいない上、少子化による修学旅行客減で拝観者数が低迷し、財源は先細っている。体験が価値になる時代、文化財は究極の体験を提供しうるのかもしれない。
- 参考
- NEWSポストセブン
行き先が決まらない人のための「ズボラ旅」
旅行がしたいがどこに行っていいのか分からないという人にぴったりなチャットサービス「ズボラ旅」。店を訪れるのも面倒くさいというズボラな人でも、LINEのチャットで気軽に相談でき、話しているうちに自分のぴったりな旅が見つかる。立ち上げ当初は問い合わせが殺到。何でもオススメに頼る時代が浸透しつつある。
- 参考
- Haffingtonpost
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