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2030Hopper’s CommunityIDがアドレスに縛られない社会

IDがアドレスに縛られない社会

特定エリアに住んでいる人同士が集って住みやすくするために成り立っていた地域コミュニティは、人の流動性が高まる中で、集まった人の嗜好性や価値観で新たなルールや仕組みが作られる傾向が強まり、やがては人が集まる理由となりうる独自ルールを先に作って人を集めるようになるかもしれない。たとえば、A通貨を利用できる人がAコミュニティの住民を名乗るとか、○○なビジョンを持つ人がBコミュニティの住民と呼ばれる、など。
結果として、人は土地に根差したアイデンティティから解放され、むしろ根無し草として新たなコミュニティのルールや仕組みを作る人が注目されたり(進化版アドレスホッパー)、自分が賛同できるビジョンを揚げるコミュニティには複数所属したりすることが当たり前になる。

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この未来につながる「兆し」

仮想通貨で建国

アフリカのセネガルに仮想通貨で建国を目指す有名歌手が現れた。仮想通貨が流通する都市をつくり、政府がシステムを作って人々を支配することを認めないのだという。貨幣(信用)の発行がなくなったときの未来の政府のあり方、政府が担うべき役割とはなんだろう。

参考
BBCニュース

筋トレで貧困脱出したインドの村

農業中心だったインドの貧しい村が、筋トレで村のブランディングに成功。薬物中毒を排し医療費も削減、また筋肉ネットワークを使って映画俳優やガードマンなどの職業も得ている。AI時代だからこそ、カラダが資本?

参考
産経ニュース

印刷前新聞紙が意外な人気商品に

Amazonで、印刷前の新聞紙が人気商品になっているとのこと。インコやウサギを飼っているゲージの下にひいたり、荷物の発送時の緩衝材に使ったりされている。
以前はどの家にもあった新聞紙は、意外と“読む”以外の用途で使われていたが、新聞をとる家庭が減ったことにより、代わりの商品の需要が顕在化した格好。

参考
BuzzFeed

枯山水というゲリラ豪雨対策

京都相国寺の枯山水庭園には、近年のゲリラ豪雨を受け止めるだけの治水力があることがわかり、欧米で注目される都市型グリーンインフラの一つである「雨庭」としての活用が期待されている。未来の人工物は自然本来の力を引き出すものになってゆくのだろう。

参考
毎日新聞

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