2040My Unique Label自己認識が形式上の属性よりも優先される
今まで一律化していたライフステージやキャリアパスが多様になると、人生の再チャレンジや、価値観・ライフスタイルの変更が当然のように行われる。この社会では、個人の属性・ラベルは形式的・画一的に外部から与えられるものではなくなり、自分が自身にラベル付けをして社会に対して発信していくことが当たり前になる。
従来の外形的な属性(性年代等)ではなく、ニッチな合意事項でつながるスモールコミュニティ/リレーションシップが多数誕生し、それを予め認識できる複数の「ラベル」を名刺代わりに利用するようになる。
しかし、現実の法制度やコミュニティ内の規範・習慣とのズレが生じるため、そのギャップを埋めるようにライフログなどのデータを活用した意思疎通や、場合によっては分身ロボット/アバターなどを表出させることで、当事者間のコンディションを整える機会が増えていく。
この未来につながる「兆し」
FIRE:30代までにリタイアする生き方
「FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的に独立して早期退職)」という生き方を選択する若者が増えている。受験、就職という目の前のハードルを越えることばかり考えるのではなく、自分の一生をどう生きるかを合理的に考え実践する、ミレニアム世代の価値観の広がりに期待したい。
- 参考
- GIZMODO
年齢はサバを読むものから、設定するものへ
69歳の男性が、1949年3月11日から1969年3月11日へ、出生日の変更を求めている。年齢によって雇用機会やマッチングアプリの成功率で自分が差別されていると感じると述べた。また、出生日を変更した場合、年金を放棄すると語った。年齢を変えるなんて荒唐無稽かと思ったが、社会保障費に苦しむ国を救う救世主かも。
- 参考
- BBCニュース
「らしくない」のが人気~料理教室風デイサービス
「なないろクッキングスタジオ」は、料理教室を模したデイサービスであるが、「カフェのような内装・BGM」、「“◯◯様”と一人前のお客様扱いする」、「デイサービスとは一見分からない車両で送迎する」等、デイサービスらしくないサービスが人気を呼んでいる。いわゆる“否定財”の購入・利用を促進するには、「らしくなさ」の演出が大事かもしれない。
- 参考
- 日経ビジネス
コートジボワール初障がい者のビューティーコンテスト
コートジボワールで初めて、障がいのある女性のビューティーコンテストが開催された。アフリカではまだまだ障がい者に対する偏見が強いとのことだが、美しさを起点として平等な社会が作られていくのかもしれない。
- 参考
- AFP
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