2030Cybernetic Organizer争い事を回避する無機物
ロボットや建物・空間などの無機物が、人間の行動や感情から 「場の空気」を読み、必要に応じて空気を変えるように働きかけることが可能になると、無用な争い事を回避できるようになる。
そのような争いごとを回避する無機物(インオーガニック・オーガナイザー)が社会規範を監視・監理し、「より良い」社会の形成に向けた一翼を担うようになる。
また、人間では行いにくい場面(借金取り立て、死刑執行などPTSDが想定される場面)では、無機物ならではの役割がより期待されることが進むだろう。
この未来につながる「兆し」
AIロボットが借金を取り立てる
中国のAI活用の事例として借金の取りたてを行うロボットが開発され、驚異の回収率を上げているという。このロボットはAIと音声認識で、個人の反応に応じた説得する会話パターンを提示できる。
AIが人(ここでは債務者)の感情に働きかけ、行動の変更を促すことができるという活用事例として興味深い。
- 参考
- Forbes JAPAN
照明が会議をファシリテートする
大日本印刷が光や音などを、照明やスピーカーの存在を意識させずに発することで、人の自然な行動を促すシステムを開発した。会議で話しすぎると赤い光の空間になったり、進行支援も行う。これまでも生産性を上げる光などはあったが、能動的に介入してくるとなると一段落変わってきそうだ。将来はオフィス空間自体がファシリテーターになれるかも。
- 参考
- マイナビニュース
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