2025Catallaxyオープンな信用と信頼が世界秩序を保つ
グローバルでの技術開発の進展・合理性の追求は、世界全体に対して同一の価値観を押し付けるものであり、多様性を排除し均質化を促進するものとして敬遠されるようになる。一方、IoT/センシング・ブロックチェーン技術等の進展によって、個別の主体間において実利とスピードを優先した個別最適と全体としての相互調整が並立するようになり、市場・世界全体に新たな形での秩序がもたらされるようになる。ハイエクが言うカタラクシー(自生的秩序)だ。
カタラクシー社会においては、人々個々の自発的欲求に基づいた活動が自動的に微調整され、意図せずとも社会全体への貢献に資するようになる。このような社会の成立のためには、個々の活動のオープン化と相互の信用・信頼の承認が必要となるだろう。
この未来につながる「兆し」
ロシア、巨大なレーザーキャノンでスペースデブリ撃墜
ロシアの国営宇宙開発企業Roscosmosは直径3メートルという巨大なレーザーキャノンを使って非常に強力なレーザーをスペースデブリに照射して飛行軌道を変え、地球に落下させるという方法を検討している。安全な宇宙環境の構築のために、軍事転用可能な技術であったとしてもその運用が監視されることで信頼を得ることができるようになるかもしれない。
- 参考
- Forbes JAPAN
デススターを都市の夜間照明に!
中国が人工の月を浮かべて、反射光で街を明るくし、照明に費やすエネルギーを省こうと考えている模様。
地平線から出てくるデススターが現実になる。環境影響を懸念する声も当然あるが、照射範囲を適切にコントロールする、火力発電や原発の稼働を抑えられるメリットが勝るかもしれない。ついでに、人工月で人工日食を起こし、日照を遮れればなおよし。
- 参考
- ライブドアニュース
あなたの考えをお聞かせください。
- 社会への影響度
- 実現可能性